仕合わせ。

フィジカルパフォーマンストレーナーのイシイです。

SAQに出逢わなければ出逢えなかったすごい人、素敵な人がたくさんいます。そんな方々の一人に小西さんがいます。


初めてお会いしたのはレベル2取り立ての頃?だとしたら10年くらい前の大阪。
同い歳で関東で活躍する鍋ちゃん(この時は知り合いでもなんでもない)の一般レベル1セミナーに勉強のために参加した時でした。


何故あの時、大阪まで受けに行こうと思ったのか定かではありませんが…自分の中で『武者修行』と位置づける行動があります(笑)

東北から出て新しいものを学んで来よう!というものです。未だに良くやります(笑)この時も飛行機で1泊2日のパックで行った気がします。


その、小西さんが載ってました。
小西さんは目を真っ赤に腫らした多田選手を横目に『この状況で今シーズン自己ベストは立派だった。悔しいかもしれないが、苦しい中でも今後に必ずつながるレースだったと思う。これからもサポートしていきたい』と語ったと記事にある。



これって、簡単に言えることじゃない。
ものすごく固く結ばれた絆がこの2人の間にあるんだろうなと感じた。



フォームを改善する、チームのあり方を変えていく。風を吹かせること、風穴を開けることは容易なことではない。それが吉と出るか凶と出るかやってみなければわからない。それでも選手やチームがそこに着手するのは必ず今よりも良くしようと腹を括って臨んでいるわけで。その最後の後押しが出来るのって、着手してからの頼れるところってある意味『トレーナー』という立場なのかなと。



“なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない”


『いつ出会うのか、なぜ出会うのか』
明確な答えはいつも存在しない。それこそ、見えない力、神のみぞ知るセカイ。


理由を求めるのではなく、出会いというありのままの事実を受け入れること。必要のない出会いは恐らく、ない。


“こんな糸が なんになるの
心許なくて ふるえてた風の中”


誰かの希望となる糸でもあるけど、
それは決してピンと強く張り続けられない。
"こんな糸"はまさに今の自分。自己肯定感の低いイシイはよく思います(笑)


時に強い風に吹かれ、繊細な糸は切れそうになりながら布を織り成す。


その布は、出会いが成熟した証。


“縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は仕合わせと呼びます”



『仕合わせ』という言葉には幸せという意味の他に『めぐりあわせ・運命』という意味もある。



その意味を含めてこの歌を聴くと、会うべき人に会うことは定められた現実。見えない力で引き寄せられたプレゼントなのかな、と。



『なぜ出会うのか、いつ出会うのか』
その理由は分からずとも、出会いそのものが自分は勿論、きっとまた別の誰かも救っている。


SAQに出逢わなければ、出逢うことはなかった小西さん。小西さんに出逢わなければ多田選手とのこの記事も感じ方は180度違かった。



改めて出逢いって素敵です。
自分から出ていかないと、自分の足で歩かないといい出逢いは巡ってこない気がします。




出逢ったチーム、選手にとっていい出逢いだったと思ってもらえる、いろんな意味で『強い糸』になりたいと思いました。



小西さん、応援してます!!

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Physical Trainer イシイの熱血宣言 ~A rolling stone gathers no moss~

フリーランス フィジカルトレーナーのISHIIです。 全てを融かすくらいの情熱を持ち、 周りを巻き込み火を付ける導火線のように。 Action! Spark! Passion!!